市政レポートVol.27|芦屋市議会議員|はせ基弘(長谷もとひろ)

市政レポートVol.29 令和4年11月号

迷走する芦屋市議会 JR芦屋南地区再開発事業
2年の遅延がもたらした損害は?


公明党 徳田・帰山・田原
自民党 松木・福井(利)・福井(美)・●川上・●米田
会派に所属していない議員 中島・寺前・青山・(前)大塚12名 (敬称略失礼します) は事業を反対した。

議会のダメな行動1

   この12名は対案を提案するとしていたが、結局のところ対案などは示されずできもしない「街路整備事業」・・と発言する始末。この手法は立ち退きになるのですが、地権者の合意が取れているのかどうか?
また、予算案すら提示されませんでした。素晴らしい計画案なら私たちの会派「あしやしみのこえ」も賛成するかもしれませんが、プラン(計画図)、せめて計画面積や事業予算などを示す義務があります。何も示さず、反対のための反対であったのです。プランは政務活動費を使って市民の皆さんに堂々と公開することができます。12名の議員は誰も対案を示しておりませんでした。現在も12名の議員の市政報告にそのことに触れている議員は皆無です。中には対案は市当局が考えろという議員も出ておりました。なんと無責任なことだろうか・・・信じられない。

議会のダメな行動2

   議会でも反対の理由は「コロナ禍で税収が落ち込む」と本会議でも主張しておりましたが、令和3年度の決算では、市税が23,642,738(千円)で、令和2年は23,271,345(千円)、371,393(千円)1.6%の増収になりました。
元々、芦屋市の市民税は株式等の譲渡所得等・配当所得等に対する税収のウェイトが高く、コロナ禍であっても、日経平均株価は高水準で維持していました。これを本会議で私は主張しましたが、反対した議員たちは無視しておりましたし、令和3年度の決算でも影響がなかったことには触れていません。芦屋市の市税の内訳を調査するか長年経験している議員なら理解できないはずはないのです。

議会のダメな行動3

   自民党・公明党の議員は今年の3月議会ではJR芦屋駅南地区再開発事業関連予算を賛成に回りましたが、依然として中島健一・青山暁議員は反対しております。討論から対案になる意見などはなく「財政的な点での懸念が拭えないことから」と具体的には何の懸念か述べられていません。3月22日本会議に欠席した寺前尊文議員は賛否が分かりません。しかし、反対の修正案の提出者でしたし、対案を一切示さなかったのは事実です。パワハラ問題の歪曲が発覚し、いい加減な形で辞職をした大塚のぶお(前)議員は賛成をしていました。


JR芦屋駅南地区再開発事業の損額を議員が
作ってしまう可能性とは


   JR芦屋駅南再開発事業は、芦屋市にとって長年の懸案でした。平成29年、当時の山中前市長のご尽力もあり都市計画決定が行われ、ようやく事業が開始されました。市議会でも合意形成がなされ、その後、現在の伊藤市長に引き継がれたものです。昨年度は27憶円の市費が投じられました。ちなみに、今回芦屋市の提案を否決した議員のうち8名は積極推進グループのメンバーでもありました。
(■公明党の徳田・帰山・田原 ■自民党の松木・福井(利)・福井(美)■会派に所属していない議員 中島・寺前8名の議員) しかし、今期になって豹変したのです。もっともらしい反対理由は私には詭弁としか聞こえませんでした。
莫大な経費がかかると総額の費用を「総事業費は250億円を超え」と声高に叫びました。総事業費の芦屋市負担は以前より圧縮し99億円にしました。再開発ビルは単価を見直し、建築資材を再検討して約1.2億円削減。電線共同溝工事、市道54号線他の無電柱化の取りやめを行い3.7億円削減。用地、買収費用を見直し7.8億円減額。公共施設用地0.3億円減額。地下駐輪場の減額6.3億円。ペデストリアンデッキ5.6億円他の減額などで合計約35億円を削りました。芦屋市の負担は99億円になっても、これに反対を主張していました。この時点でも彼らは自分たちの描く街づくりプランを表明しておりません。元々賛成しておきながら反対するならこの時点で対案を提出し、議論を深めるなら私は批判をしておりません。しかし、全く無責任でした。
これに対して、私は『JR芦屋駅南再開発が中止になると「国際文化住宅都市あしや」のブランド力に疑問が?魅力が無くなる危機がある!』『点(店)と線(導線)を整備しそれを面にする!芦屋市全体を点から線へ そして面へ 芦屋市の魅力の発信』を市政レポートVOL24〜27と私のホームページで未来の芦屋のイメージ図も発表しました。



損害は議員が報酬で支払うべきだ!


   こうして、意味もなく反対して実施を遅らせた11名の議員の責任は極めて大きいのです。その期間は2年間です。理由にしたコロナ禍による市税収入は先に説明した通り、問題がありませんでした。しかし、芦屋市の路線価は県下NO.1の上昇率を記録し、建設資材はあっという間に上昇してしまいました。また、一旦受け取る補助金(2年前に出ていました)を事業に使えなかったものがそう簡単に復活し国がやすやすと補助してくれるかと言えばそうではありません。その穴埋めのためには議員自らの歳費削減などを含め、その対策を明らかにして欲しいと考えます。損失分は芦屋市議会議員の歳費を削って補償するべきです。それが市民への責任の取り方でしょう。自ら招いたことなのですから・・


会派「あしやしみんのこえ」は常に市民目線を忘れることなく活動して参りたいと決意を固めております。
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