問題1
市当局は文科省・厚労省の通達を無視。
実は、平成28年4月に文科省・厚労省から芦屋市は待機児童解消策が出来ていない市として名指しされていたのです。
「幼稚園の空き教室利用」で小規模保育所の増設などを求めていましたが、教育委員会などで全く議論をしていなかったのは何故なんでしょう?
問題2
幼稚園定員は教室の数などで決まっているだけのことです。
将来の定員充足率が低いからと教育委員会は廃園を主張するのですが、「空き教室を利用して小規模保育を行う」だけでも空き教室が減り、充足率は改善されます。
市の将来予測は一般的な都市型の予測数値であって、既に浜町・南宮町両市営住宅跡地に大規模ファミリータイプのマンションを建設することが決まっていますが、それですら予測数値には全く含まれていないのです。
問題3
「教育総合会議・教育委員会・学校教育審議会」で決定したと主張していましたが、決定した過程が議事録で見当たらないことを指摘すると「各委員がうなづいていたから」といいます。信じられません。また別の学校教育審議会で、委員の中には強烈に反対していた人もいたのに最終案について事務局からメールや郵送したところ委員から何も返答がなかったので合意したと思っているようです。だから、議決をしてはいなかったのです。
会議でうなづいたり、反対の声がなければ合意したという自分たちの都合で解釈するなど、言語道断なのです。「子ども子育て会議」では、「認定子ども園」中心で開園という決めつけが問題だと指摘されていました。
問題4
公立幼稚園3年保育の必要性は言うまでもありません。しかし、「公立の認定子ども園で行う」と市教育委員会は言います。それならば、希望される保護者も多いこの3年保育、やれる地域とやっていない地域格差が発生してしまいます。山手圏域は放置するつもりなのでしょうか?
問題5
伊勢幼稚園の多くは「精道小学校」の校区の子供たちです。わざわざ、西蔵町の新たな公立認定子ども園を選ばず、精道保育所に予定する精道の認定こども園を希望されるのは必至です。西蔵がガラガラで、狭い面積の精道の方が多くなることも充分考えられます。
「伊勢幼稚園は西蔵認定子ども園へ行ってもらう」と強弁しても、幼稚園は自由園区制です。強制できないのです
問題6
精道保育所で認定子ども園をするには土地が狭いです。隣地購入の見込みもないのです。「隣地を買いたいが、他にも高さとか工夫して設置したい」と計画性が全くないし、高さとは? 幼稚園や保育所を高い建物で対応するとは呆れるばかりです。
問題7
待機児童解消にはまず、保育所のニーズ把握を至急行うべきなのですが、これをやらず計画を進めることこそが大問題なのです。
大東・打出保育所を民間にするだけのこの計画は、全く待機児童解消となりません
問題8
コスト問題です。公立認定子ども園を建設しても、国や県の補助金は一切出ません。山手中学校や精道中学校、JR芦屋南再開発事業などお金が必要な事業が始まるこの時期に補助金なしの事業計画はあり得ません。宮川幼稚園の平成26年改修で約2億円を投じましたが無駄使いの典型です。