市政レポートVol.8 |芦屋市議会議員|はせ基弘(長谷もとひろ)

市政レポートVol.8 2017年/中学校特集
芦屋市立精道中学校建替え計画が発表
精道中学校は面積が狭く、その差を無くす工夫がもっと必要だ!
地下の有効活用なども検討するべきだ

市内三中学の中で一番生徒数が多く、敷地面積は一番狭い! 他校に比べ不便な学校生活を送る精道中学生! 教育への最大の投資を

精道中学校の現状
精道中学校の現状
   精道中学校の最も古い校舎は築後62年が経過して、老朽化が進んでおり、給食を平成32年度から開始するために建替えを行います。
今回は基本構想(配置計画)の提案がありました。

【スケジュール】
  • 平成29〜30年
    基本設計・実施計画(地域の皆さんや学校関係者への計画の説明)
  • 平成31年7月〜平成34年8月
    中学校建替え工事 (平成32年秋ごろから給食開始)
基本計画図(東側校舎・西側グランド)(案
  1. ランチルーム
  2. 屋上プール
  3. 屋上運動場
  4. 多目的プラザ
  5. メディアセンター
  6. 避難所機能
  7. バリアフリー機能
  8. ICT活用機能
  9. 音楽室他専科教室
グランドは問題が残る計画になっています。

敷地面積比較(市内中学校)精道中学校は面積が狭過ぎです

   精道中学校16,350u■潮見中学校28,424u■山手中学校30,831u
面積では精道中は潮見中の0.6倍しかなく、逆に、生徒数は潮見中学校の2倍になります。
それぞれの中学校は特色ある学校作りをやっていますし、面積は狭いですが工夫して中学校生活を過ごしています。これだけ差があるには他の方法も検討する必要があるでしょう?
3階建ての精道中学校北側校舎3階建ての精道中学校北側校舎 精道中学校校西門前精道中学校校西門前

4階建て・屋上プール・屋上運動場を設置

   今回の計画は、屋上の有効利用を考えたものです。屋上プール・運動場は面積が少ない精道中ならではの苦肉の策でもありますが、私はこれを地下空間も利用すればどうかと提案をしておりました。しかし、コストの問題もあり、市は地下利用しない方針です。高さが15mの制限がある地域ですから、できることを考えるのは当然でしょう。地下工事は確かにコスト高ですが、学校だけの使用を考えず、地下スペースを防音にするだけで有効活用の手法は幾らでもあります。

これからの学校施設は多目的転用を考えるべきです。

   生徒数の増減、生涯学習の場や福祉関係として多世代利用も考える必要があります。もちろん、生徒さんが最優先であることには変わりはありません。一方、これまでの学校のように学校の専有と決めつけずに、地域交流の提供なども考えていくべきと考えます。

将来の学校の姿を考えながら、長く使える施設として考えよう!

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